最近は「ドローン」という言葉も定着し始め、テレビでも使用されるようになってきました。
そんなドローンについて、初心者にも理解しやすいようにこの記事で解説していきます。
どんなドローンが人気で、おすすめのドローンなのか、個人的におすすめな10機をピックアップしてまとめた内容も合わせて紹介しています。
- ドローンって何?どんなことができるの?
- ドローンの選び方は?
- おすすめのドローンを紹介!
- 初心者におすすめドローンライズテクノロジー(RYZETECH)「Tello」
- コンパクトなドローンDJI 「Mavic air」
- 持ち運びにも便利なドローンジーフォース(G-FORCE) 「ESPADA(エスパーダ)」
- 4K対応ドローンジーフォース(G-FORCE) 「SKYHIGH」
- 長時間飛行が可能なドローンホーリーストーン(Holy Stone) 「HS120D」
- 自衛隊でも使用されているドローンPARROT「ANAFI(アナフィ)」
- 撮影機能に特化したドローンDJI「Mavic 2 Pro」
- バッテリーが少なくなると戻ってくるポテンシック(Potensic)「D58」
- 顔を認識して自動追尾ハイテックジャパン「LARK(ラーク)」
- 広角レンズで高画質な映像を撮影PARROT 「BEBOP 2」
- ドローン使用前に知っておきたい注意点「航空法」
- ドローンはレンタルもできる
- ドローンを安全に楽しく使おう!
ドローンって何?どんなことができるの?
ドローンとは小型無人航空機のことです。
遠隔操作や自動操縦を行うのかどうかがドローンと有人航空機との違いになります。
今では様々な業界に注目されているドローンですが、ドローンができることは以下の通りです。
- 空撮を行う
- 農業を行う
- ドローンレースを楽しむ
- 物流に活用する
軍事用に開発されたドローンは、今では仕事や趣味などできることが多いのが特徴です。
個人的におすすめなのはこのドローン
ライズテクノロジー(RYZETECH)「Tello」
ドローンに興味があって、色々触ってみたけど今の私には「Tello」が一番あってるなと感じました。
軽いし、操作も簡単なので、子供と室内で休みの日に使えるのが決め手です。
ドローンの選び方は?
ドローンを選ぶときに気をつけるポイントは、以下の通りです。
- 価格で選ぶ
- 機能で選ぶ
自分の用途に合ったドローンを見つけることで、仕事や趣味で活躍させましょう。
ここからは、ドローンの選び方について解説します。
価格で選ぶ
まず始めに、価格で選ぶ方法について解説します。
ドローンの価格には、1万円以下~10万円を超えるものまであり、性能によって価格に開きがあります。
使用用途によって購入する価格帯のドローンではできないこともありますので、購入するときには購入する価格帯のドローンが自分の用途に合っているかどうか確認をしましょう。
ここでは、「1万円以下」「1万円~5万円」「10万円を超える」3つの価格帯のドローンについて紹介します。
1万円以下のドローンでできる事
1万円以下のドローンは、基本的なドローン操作をすることができます。
まだドローンを操縦する感覚を掴むことができていない方や、これからドローンを始める方におすすめの価格帯です。
1万円以下のドローンでもGPS機能やワンキー帰航機能など便利な機能があるので、操作の感覚を掴むのと一緒に便利な機能に触れることもできます。
いきなり高価なドローンを購入して壊してしまったといったことが起こらないためにも、まずは1万円以下のドローンを購入して練習しましょう。
1万円~5万円のドローンでできる事
1万円~5万円のドローンでは、ドローンを使用する目的に応じた機能を選ぶことができます。
空撮を行いたいのであれば、カメラを搭載したドローンを選べます。
カメラの画質に関してもフルHDや4Kに対応しているものがあるので、予算に応じて高画質なカメラを選ぶようにしましょう。
他にも、専用のアプリをダウンロードすることで、直感的に操作ができたり映像の編集まで行えるドローンもあります。
購入するドローンによって様々な機能があるのが特徴です。
10万円を超えるドローンでできる事
10万円を超えるドローンでできることは、1万円~5万円のドローンよりも機能が特化しているのが特徴です。
上級者向けのドローンでもあり、農薬散布や測量・物資の運搬など業務用のドローンも販売されています。
ドローンを使用した業務を行う場合は、10万円を超える価格帯の高性能なドローンから選びましょう。
空撮や測量・物資の運搬などより専門的なことを行いたいのであれば、10万円を超える、性能に特化したものがおすすめです。
機能で選ぶ
ドローンには、カメラ機能・GPS機能・FPV機能などドローンを操作するために様々な機能があります。
それぞれの機能はドローンを使用する環境によって必要不可欠な場合があるので、自分がドローンを使用する場面でどの機能が必要か見極めて購入することが重要です。
ここからはドローンに搭載されている機能について解説します。
カメラ機能
ドローンにカメラが搭載されていると空撮や動画を撮影することができます。
せっかくドローンを飛ばすのであれば、空撮や動画撮影を行えるカメラ機能付きのドローンを購入しましょう!
ドローンに搭載されているカメラは、ドローンによってカメラの画質も違うので、綺麗な映像を撮りたいのであれば画質にこだわる必要があります。
画質はフルHD・4Kなど種類があり、綺麗な映像を楽しみたいのであればフルHD以上のものを選ぶ事をおすすめします。
高度保持(ホバリング)機能
カメラ機能と一緒に重要な機能が、高度保持(ホバリング)機能です。
ホバリングを安定させるためには、外部からの影響を抑えることができるジャイロセンサーと気圧センサーを搭載しているドローンがおすすめです。
ホバリングを安定させることで、映像や写真をブレることなく撮影できるだけでなく、機体の操作も簡単に行えるようになります。
高度を上げて操作するときには、高度保持(ホバリング)機能とジャイロセンサーと気圧センサーの2つのセンサーがあるドローンを選びましょう。
FPV機能
FPV機能とは、パイロットの視点(1人称視点)でドローンを操縦できるようにする機能です。
ドローンの映像を付属のコントローラーや連携させるスマホに映すことでリアルタイムでドローンからの映像を確認することができます。
遠くのドローンを操作する場合や映像を確認するのに必要な機能です。
GPS機能
GPS機能は、自動ホバリングや自立飛行を行うのに必要な機能です。
ドローンを空中で静止させるホバリングやあらかじめ決めたルートを飛行させる自動飛行を行うためには、GPS機能を搭載したドローンでないと行うことができません。
空撮や農業散布を行う場合は、GPS機能が搭載されてドローンをおすすめします。。
自動追尾機能
簡単にダイナミックな映像を撮りたいのであれば、自動追尾機能がおすすめです。
自動追尾機能は被写体を自動で追いかけることができるので、走っている人や自転車・バイクに乗っている人を一定の距離を維持しながら撮影をすることができます。
障害物検知機能
初心者の方や高価なドローンにおすすめの機能が障害探知機能です。
自動で障害物を検知することで操作を誤ってしまった場合でも、障害物との接触を避けることができます。
障害物探知用のセンサーはドローンが高価なほど様々な方向に搭載されるので、安心して操作することができます。
おすすめのドローンを紹介!
ここからは、趣味の範囲で楽しめるおすすめのドローンを紹介します!
空撮やドローン操作に興味のある方は参考にしてみてください。
初心者におすすめドローンライズテクノロジー(RYZETECH)「Tello」
高さ92.5mm 奥行41mm |
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最大飛行高度30m |
Android 4.4以降 |
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操作性が簡単で、大人から子供まで簡単に扱うことができるトイドローンです。
操作はスマホですることもできて、ホバリングや宙返りなど直感的に操作ができる初心者におすすめのドローンです。
本体重量も80gと軽量で、自宅の敷地内や練習場など気軽に練習することができます。
また、ドローンの挙動をプログラミングで変更することができるので、プログラミングの基礎を学ぶこともできる特徴があります。
コンパクトなドローンDJI 「Mavic air」
幅83mm 高さ168mm 奥行49mm 【広げた大きさ】 幅184mm 高さ168mm 奥行64mm |
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50m(高さ) |
Android 4.4以降 |
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空撮を行うのにおすすめしたいのが、DJI 「Mavic air」です。
最大飛行時間は21分で、3軸ジンバルと4Kカメラによって安定して綺麗な映像を撮ることができます。
空撮をしているときには高度操縦支援システムを使うことにより、映像がブレることもありません。
また、本体とリモコンを折りたたむとスマホくらいの大きさになるので、移動時も邪魔にならずにドローンを楽しむことができます。
持ち運びにも便利なドローンジーフォース(G-FORCE) 「ESPADA(エスパーダ)」
幅136mm 高さ184mm 奥行56mm 【広げた大きさ】 幅215mm 高さ215mm 奥行56mm |
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Android 2.2以降 |
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広角120°ワイドレンズ仕様の720pHDカメラ搭載していて、専用のアプリをインストールするとFPV視点で写真や動画撮影だけでなく操縦も行うことができます。
プロペラガードや自動高度維持機能を搭載しているので、初心者でも安心して操縦できます。
148gのコンパクト設計だけでなくアームを折りたたんでコンパクトにすることができるので、持ち運びにも便利なドローンです。
4K対応ドローンジーフォース(G-FORCE) 「SKYHIGH」
幅84mm 高さ138mm 奥行56mm 【広げた大きさ】 幅218mm 高さ180mm 奥行58mm |
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Android 4.2以降 |
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大容量バッテリーを搭載しているので、最大18分のフライトを行えるだけでなく、フライト中にカメラアングルを調整することができる電動チルトカメラを搭載しています。
カメラの角度は最大で90度上下に調整することができ、静止画であれば4Kに対応しているのが特徴です。
機体の底のカメラがデュアルカメラとなっているので、撮影シーンに応じてカメラを選ぶこともできます。
また、専用のプロペラガードが付属しているので、屋外だけでなく屋内でドローンの操縦を練習したい方にもおすすめです。
長時間飛行が可能なドローンホーリーストーン(Holy Stone) 「HS120D」
– 【広げた大きさ】 幅270mm 高さ270mm 奥行120mm |
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操作高度:約120メートル(干渉なし、障害物なし) |
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ポケットにスマホを入れているとドローンが自動で追尾してくれる機能があり、自撮りを簡単に行えるのが特徴です。
自動操縦以外に操作性にも優れているので、ドローン初心者も安心しておすすめできます。
また、バッテリーを2個搭載できるため最長で32分もの長時間飛行が可能に◎
自衛隊でも使用されているドローンPARROT「ANAFI(アナフィ)」
幅67mm 高さ244mm 奥行65mm 【広げた大きさ】 幅240mm 高さ175mm 奥行65mm |
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iOS 10以降 |
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他のドローンとは違い「ANAFI」は、上下180度のアングルで撮影できるのが特徴です。
下から覗き込むといった撮影も行え、飛行時間も満充電で最長25分の飛行が可能なため、撮影にこだわりたい方におすすめの1台です。
ドローンに不安がある場合でも、米軍や日本の自衛隊でも使用されているので安心して使えますよ。
撮影機能に特化したドローンDJI「Mavic 2 Pro」
幅67mm 高さ244mm 奥行65mm 【広げた大きさ】 幅240mm 高さ175mm 奥行65mm |
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Android 4.4以降 |
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DJI「Mavic 2 Pro」は以前のモデルよりCMOSセンサーが大型化し、より多くの光を取り込むことができるようになりました。
多くの光を取り込むことができ、ISO感度が3200から12800まで引き上げられたので、照度の低い場所でも撮影をすることができます。
ハイパーラプス機能でプロ仕様の動画が撮れるなど、撮影機能に特化したドローンを探している方におすすめです。
バッテリーが少なくなると戻ってくるポテンシック(Potensic)「D58」
– 【広げた大きさ】 幅423mm 高さ423mm 奥行160mm |
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操作可能距離は300mにまで対応しており、バッテリー残量が低下すると自動で帰航するフィエルセーフ機能も搭載しているため安心して操縦することができます。
カメラは120度広角HDカメラを搭載していて、自動追尾機能を使えば自撮りも行うことができます。
バッテリーも2個付属しているので、長時間フライトを楽しむことができます。
顔を認識して自動追尾ハイテックジャパン「LARK(ラーク)」
– 【広げた大きさ】 幅170mm 高さ180mm 奥行38mm |
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Android 4.2 以上 |
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専用アプリをインストールするだけで、撮影機能が便利になるのが「LARK(ラーク)」の特徴です。
Vサインを検証すると3秒後に撮影を行ったり、手のひらを向けると動画の撮影を開始したり便利な機能があります。
また、顔認証を行うと対象の顔を認識して自動で追尾したりできます。
3段階のスピード調整を行うことで、初心者にも技術に合わせて操縦することができ、カメラ機能・操作性共にこだわりたい方におすすめです。
広角レンズで高画質な映像を撮影PARROT 「BEBOP 2」
– 【広げた大きさ】 幅330mm 高さ380mm 奥行9mm |
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最大飛行高度30m |
Android 4.4以降 |
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ドローンの重量がわずか500gなのに、25分のフライトを行うことができます。
長時間のフライトが可能なので、レースを行うのにも最適なドローンです。最高速度は、水平方向に60km/h・垂直方向に21km/hと速さを求める方にもおすすめですよ。
カメラ機能も優れており、1400万画素の広角レンズで高画質な映像を撮影することができます。iPhone11でも1200万画素なので、空から綺麗な映像を撮影したい方におすすめです。
おすすめドローンまとめ表
商品名 | Tello | Mavic air | ESPADA | SKYHIGH | HS120D | ANAFI | Mavic 2 Pro | D58 | LARK | BEBOP 2 |
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商品画像 | ||||||||||
広げた大きさ (L×W×H) | 98×92.5×41 mm | 168×184×64 mm | 215×215×56 mm | 180×218×58 mm | 270×270×120 mm | 175×240×65 mm | 322×242×84 mm | 423×423×160 mm | 180×170×38 mm | 380×330×9 mm |
畳んだ大きさ (L×W×H) | ‐ | 168×83×49 mm | 184×136×56 mm | 138×84×56 mm | ‐ | 244×67×65 mm | 214×91×84 mm | – | – | – |
重量 | 約80 g | 約430 g | 約148 g | 約185 g | 約198 g | 約320 g | 約907 g | 約198 g | 約80 g | 約500 g |
飛行可能時間 | 約13分 | 約21分 | 約8~9分 | 約18分 | 約16分 | 約25分 | 約31分 | 約16分 | 約8~10分 | 約25分 |
カメラ画素数 | 500万画素 | 1200万画素 | 800万画素 | 800万画素 | 200万画素 | 2100万画素 | 2000万画素 | 200万画素 | 92万画素 | 1400万画素 |
高度保持(ホバリング)機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
FPV機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
GPS機能 | × | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
自動追尾機能 | × | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
障害物検知機能 | × | 前方 下方 後方 |
× | × | × | × | 前方 側面 後方 |
× | × | × |
価格・レンタル泊数 | 3泊4日~ | 3泊4日~ | 3泊4日~ | 22,500円 | 21,989円 | 91,467円 | 178,750円 | ‐ | 13,800円 | ‐ |
※価格は税込み価格
telloはプログラミング次第である程度の自動追尾も可能になるそうです。
ドローン使用前に知っておきたい注意点「航空法」
ドローンを飛ばす場合、様々な規制があります。
その中でも、特に中心的な規制が「航空法」です。
「航空法」に違反すると、50万円以下の罰金に処せられますので要注意!
航空法で禁止されている内容はこちら。
- 空港から6km以内は使用禁止
- 地上から150m以上は飛ばしてはいけない
- 人口集中地区に該当している場所での使用禁止
- エリアに関係なく夜間の使用は禁止
- 肉眼で確認できる距離で飛行
- 周りの人や建物などから30m以上距離を確保する
- イベントなどの行事上空の飛行禁止
- 危険物を運ぶことは禁止
- 好意に固形物や液体を落とすことは禁止
人口集中地区は、こちらを参考にご確認ください
違反しないように十分に理解してから利用するようにしましょう。
また、この他にもドローン使用についてルールが多くあります。
詳しくは、こちらをご確認ください。
⇨無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
ルールや規制は、変更も多いのでこまめな確認を忘れずに。
正しいルールと規制を守って、ドローンを楽しみましょう。
ドローンはレンタルもできる
ドローンを使おうと思ってみても使いこなせるか不安ですよね。
1度使用してみたけど難しかったのでもう使わないなんて、お金も勿体ないです。そこで、扱いが難しいドローンはレンタルで試してみるのがおすすめです◎
ドローンを操縦してみたいけど購入するのを検討している方は、まずはレンタルから始めてみるのもおすすめです。
ドローンを安全に楽しく使おう!
ここまでドローンの機能やおすすめのドローンを紹介してきましたが、ドローンを飛ばすのには注意が必要です。
200g以上のドローンは航空法で規制対象とされているので、飛行するには地方航空局長の許可が必要となります。また、使用するドローンにも特定無線設備の技術基準適合証明が必要です。
国内メーカーであれば安心して使えますが、海外製品を使用するときには注意してください。
ルールやマナーを守って、安全にドローンを楽しみましょう!