1945年にドイツで創業し始めて以来ヘッドホン・イヤホン業界で高い人気を誇っているブランドSENNHEISER(ゼンハイザー)。
そんな人気ブランドが2021年7月に発売したCX True Wirelessは人気商品として販売されており、2021年9月には新機能を追加したCX Plus True Wirelessとして改定をしています。
CX Plus True Wirelessについての特徴やメリット・デメリット、口コミなどをまとめましたので、ワイヤレスイヤホンの購入を検討されている方は今回の記事をぜひ参考にしてください◎
CX Plus True Wirelessにおすすめな人
まずCX Plus True Wirelessの特徴や口コミ、レビューなどを紹介する前にCX Plus True Wirelessにおすすめな人に合っているのか結論を記載します。
- リーズナブルな価格でノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載したワイヤレスイヤホンが欲しい方
- 音切れしにくくかつ高音質な音楽を楽しみたい方
なぜこのような方におすすめなのか特徴や口コミをもとに細かく紹介します。
CX Plus True Wirelessの特徴やメリット・デメリット
冒頭でも紹介しましたようにCX Plus True WirelessはCX True Wirelessを改定された商品ですので、基本的な特徴は同じものです。
その中でも新たに追加された機能を中心に紹介をしていきます。
追加機能①:低遅延・高音質コーデック「aptX Adaptive」搭載
CX Plus True Wirelessの追加された機能の1つ目は低遅延・高音質を実現した高品質なコーデックになります。
このコーデックは音声データを送信するために必要な機能であり、この機能の善し悪しにより音質が決まると言っても過言ではありません。
CX Plus True Wirelessが搭載しているコーデックは、Qualcomm(クアルコム)が開発したBluetoothのA2DP(オーディオ用プロファイル)に対応するオーディオコーデック「aptX Adaptive」です。
aptX Adaptiveは、従来のAAC・SBC・aptXといったコーデックよりも多くの音楽信号を伝達し、ハイレゾ相当のハイクオリティなサウンドを再生することが可能であり、伝達速度が速く、遅延が少ないのも特徴です。
また、データ転送時のビットレートを可変させながら伝送する技術により、従来のAAC・SBC・aptXでは通信が混雑する場所や時間帯など環境によっては音の途切れやノイズが発生する場面だとしても、安定した遅延の少ない音楽を聴くことができるようになりました。
追加機能②:ノイズキャンセリングの搭載
CX Plus True Wirelessの追加された機能の2つ目はノイズキャンセリング(ANC)機能です。
CX Plus True Wirelessのノイズキャンセリングは、アクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズアイソレーションの2つの方法を融合して周囲の音を遮断しています。
- アクティブノイズキャンセリング:外部の音をデジタル処理で低減する機能
- パッシブノイズアイソレーション:イヤホンの場合はフィット感を調整できるイヤーチップを用いて物理的に周囲の音を遮断する機能
この機能により雑音が多い屋外や集中して音楽を聴きたい場合に音楽に没入することが可能です。
追加機能③:外音取り込み機能の搭載
次に紹介する追加機能は外音取り込みになります。
この外音取り込み機能により、軽く立ち寄ったお店でのショップスタッフとの会話、そばにいる友人やパートナーなどの会話をクリアに聞くことが可能です。
自然の音を聞き取ることができるため、イヤホンの着脱をせずに装着したまま会話をすることができ、いちいちイヤホンを外すわずらわしさから解放してくれます。
追加機能④:便利なスマートポーズ機能
CX Plus True Wirelessではスマートポーズ機能を搭載しており、この機能によりイヤホンを外すと自動で音楽を停止することが可能です。
そのため、イヤホンを外しているにもかかわらず音楽を流し続けて電力を消費することを防ぐことになります。
そのほかの機能:バッテリー
CX Plus True Wirelessのバッテリーはイヤホン本体で最大8時間(ANCオフ)、充電ケース込で24時間の使用が可能です。
そのため、通勤、通学、旅行など、細かい充電ができない場面でも1日中音楽を楽しむことができます。
そのほかの機能:高解像度のサウンド
CX Plus True Wirelessのドライバーは、ドイツのハノーファー本社で開発した7mm径「TrueResponse(トゥルーレスポンス)トランスデューサー」が搭載されており、高解像度のサウンドで音楽を楽しむことができます。
そのほかの機能:自由度の高いイコライザー設定
CX Plus True Wirelessのイコライザー機能は各音域の個別設定を可能にしたことで、自分好みのサウンドをカスタマイズすることが可能です。
イコライザーの設定次第では、どんなジャンルの音楽にも対応することができるようになります。
特徴を踏まえたメリット・デメリット
ここまで紹介しましたCX Plus True Wirelessの特徴を踏まえてメリット・デメリットをまとめましたのでぜひ参考にしてみてください◎
CX Plus True Wirelessのメリット
- 「aptX Adaptive」対応
- イコライザー設定でより自分好みのサウンドバランス設定が可能
- アプリ機能による設定が充実
CX Plus True Wirelessのデメリット
- 音漏れは少ないが、外から中に対する遮音性には期待薄
- ノイズキャンセリング機能はあくまで音楽鑑賞のサポート的役割
CX Plus True Wirelessの使い方
CX Plus True Wirelessの使い方を以下にまとめますので購入時の参考にしてください。
また、専用アプリ「Smart Control」を使用することでさまざまな設定をすることも可能です。
ここでは専用アプリで設定可能な項目を一部紹介します。
使い方
- イヤホンと充電ボックスのスリープを解除し、バッテリーを充電します
- 耳にぴったりとフィットする適切なイヤーアダプターを選択します
- イヤホンを Bluetooth 機器と接続します
- お使いのスマートフォン用の Smart Control アプリのインストールします
アプリ機能一覧
- イコライザー設定:高音・中音・低音の強さを個別設定ができ、グラフ状のポイントを動かして直感的なコントロールができる機能も備えています。
- タッチ操作カスタマイズ:タッチ操作の機能割り当てを設定や1回タッチ・2回タッチ・3回タッチ・長押しといった操作方法ごとに機能を設定、タッチ操作のオンオフ設定ができます。
- ノイズキャンセリング・外音取り込み機能の設定:ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能のオンオフ設定ができ、外音取り込み機能切り替え時に、音楽を停止するかを設定することもできます。
- スマートポーズのオンオフ設定:イヤホンを外したときに自動で音楽を一時停止する機能のオンオフ設定ができます。
- 自動電源オフの詳細設定:イヤホンを使用しないまま一定時間が経過すると、自動で電源をオフになる機能を設定することができ、経過時間を15分・30分・60分で選べます。
CX Plus True Wirelessの商品詳細表
ここまで紹介してきた内容を踏まえてCX Plus True Wirelessの商品詳細を記載します。
本体重量 | 充電時間 | Bluetooth | 動作時間 | コーデック | イコライザー | 専用アプリ | ノイズキャンセリング | 外音取り込み | 防水 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
47g(イヤホン2個 + ケース) 6g(イヤホン1個) 35g(ケース) | 1.5時間(フルチャージ)/ 10分(1時間動作) | Bluetooth 5.2対応 + Class 1(10mW) | イヤホン本体:最大8時間 / ケース併用で最大24時間 | SBC、 AAC、 aptX、 aptX Adapative | Smart Control App でのEQプリセット | Smart Control | 有 | 有 | IPX4 | 17,500円(amazon:2022円5月現在) |
CX Plus True WirelessとMOMENTUM True Wireless2の比較表
製品の仕様 | CX Plus True Wireless | MOMENTUM True Wireless2 |
---|---|---|
アクティブノイズキャンセリング | 〇 | 〇 |
パッシブノイズアイソレーション | 〇 | 〇 |
バッテリー | 24時間 | 28時間 |
外音取り込み | 〇 | 〇 |
ベースブースト | 〇 | × | ハイエンドチューニング | × | 〇 |
スマートポーズ | 〇 | 〇 |
コーデック | ACC、aptX、SBC、aptX adaptive | ACC、aptX、SBC |
CX Plus True Wirelessのレビュー
ここまでCX Plus True Wirelessの特徴やメリット・デメリットを紹介してきましたがここで実際に購入した方のレビューを紹介します。
“とにかく音がいい!この音は多くの人に体験して欲しいです。あまりにも音がいいの一点張りなので、無理矢理マイナス点を探しているようなもんです。非常におすすめできるTWSだと思います。最近ゼンハイザーさんはCX TWシリーズを意欲的にアップデートしているので、これが今後ハイエンドのMTWシリーズにどうフィードバックされていくのか、楽しみですね。個人的にはJabra 85tを平日用に、音楽を聴きつつオンラインミーティングに活用し、CX Plus True Wiressは週末に音楽を楽しむように、と使い分けようと思います。引用:Amazon
“初ゼンハイザーです。低音域が強化されたゼンハイザーイヤホンということで購入しました。
デフォルトで低音が主張するためバランスよく聞くにはある程度のボリュームが必要です。
しかし、聞いていた通りの素晴らしい音の定位性能でこの価格でこの音はコストパフォーマンスが高いと思います。ドライバーのポテンシャルが高いのでイコライザーで自分好みにカスタマイズ推奨です。
筐体のサイズが少し気になりますがそれだけの広がりのある音を聞かせてくれます。引用:Amazon
CX Plus True Wirelessの口コミ
最後にTwitterによる口コミもまとめましたので紹介をします。
無線だったら探してる価格帯にもよるんですけどゼンハイザーのcx plus true wirelessがおススメです〜
— アネモネ@ずとまろ (@eiensinyaaaa) May 4, 2022
My New Gear…
SENHEISER CX Plus True Wireless 着弾してました。
LDAC対応してませんが、イコライザーを調整して近い音には出来ました。
ノイズキャンセルは弱めですが、装着感が良いのでOK。 pic.twitter.com/hFMINMMEZs— Takaharu Miyazawa (@takaharu_m) May 8, 2022
まとめ
今回の記事ではCX Plus True Wirelessの特徴やメリット・デメリット、レビューなどをまとめて紹介をしました。
価格もリーズナブルで高音質な音楽を聴くことができ、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能など多機能な商品です◎
これからワイヤレスイヤホンの購入を検討しているようであればぜひ今回の記事を参考にしてみてください。