スマートフォンなどで動画撮影するとき、手ブレにイライラした経験やもっと質の高い作品にしたいと思ったことはないでしょうか?
そんな手ブレを抑え、プロ並みの撮影技術を実現することができるのがスマホ用ジンバルです。
今やスマートフォンは誰しもが持つようになり、多くの人が動画撮影をするようになってきました。
その流れに乗るように、スマホ用ジンバルも浸透し始めてきています。
ここでは以下の3点を紹介しますので参考にしてみてください。
- スマホ用ジンバルに関して
- ジンバルを選ぶ際のポイント
- おすすめのスマホ用ジンバル
スマホ用ジンバルって何?魅力やメリットとは
スマホ用ジンバルとは、スマホで動画撮影するときにブレを抑えることができるアクセサリーのことです。
軸を中心にして回転させることで、いつも安定した映像を撮影することができます。
通常、歩いたり走ったりすると、どうしてもスマートフォンは揺れたり傾いたりしてしまいます。しかし、このスマホ用ジンバルを用いると、撮影者が動いてもカメラの向きを一定に保つことができるために、素人であってもプロ並みの撮影技術を実現することができるのです。
スマホ用ジンバルの選び方
ここからは、スマホ用ジンバルの選び方のポイントをご紹介していきます。
選ぶ際の指針として活用してください。ポイントは4つあります。
- ①ジンバルのタイプで選ぶ(電動式か機械式か)
- ②回転する軸の数で選ぶ(3軸がおすすめ)
- ③撮影モードの種類をチェック
- ④サイズや重量で選ぶ
ジンバルのタイプで選ぶ(電動式か機械式か)
ジンバルは電動式と機械式に大きく分かれています。
端的に言ってしまうと、自動か手動の違いです。
初心者におすすめの電動式
電動式は、内臓のモーターがバランスをとるため手ブレがありません。
自分でバランス調整する必要がないため、初心者の方でも直感的に操作できます。
機械式と比べて値段は張りますが、それだけ性能の良い製品が揃っています。
また、バッテリーが必要な点も注意点です。
練習が必要な機械式
一方で、機械式はコストパフォーマンスの良い製品です。
簡単に操作できる電動式と違い、バランス調節や操作に練習を必要とします。
バッテリーはなくて、充電もする必要はありません。
回転する軸の数で選ぶ(3軸がおすすめ)
スマホ用ジンバルには可動できる軸があり、その軸を回転させることによって、上下左右や角度を調整することができるようになっています。
商品によって軸の数は違ってきて、1~3軸まで合計3種類あります。
ブレのない映像を撮りたいなら3軸
ブレの少ない滑らかな映像を撮りたい場合は3軸をおすすめします。
3軸は水平方向、垂直方向さらには画面の角度に対応しており、非常に安定しています。
スポーツやライブなどの被写体の動きが激しい場合などに向いています。
コストパフォーマンスを考えるなら1~2軸
他方、1~2軸は3軸と比較して、価格が安くコストパフォーマンスが良いことが挙げられます。
また比較的軽量のものが多く、待ち運びしやすいものを求めているならば1~2軸のものがいいでしょう。
撮影モードの種類をチェック
スマホ用ジンバルは多機能の商品が多く、それぞれの商品に対応している撮影モードをチェックしておくことをおすすめします。
おすすめの撮影機能
- 自動追尾機能:動きに合わせてカメラワークを自動に調整可能
- ハイパーラプス機能:動きながら早送りの映像の撮影が可能
- タイムプラス機能:コマ送り動画の撮影が可能
サイズや重量で選ぶ
スマホ用ジンバルは基本的には外に持ち運びするものなので、負担が少なくなる小型で軽量のものを選ぶのがいいでしょう。
500mlペットボトルを同じくらいの重量の、500g以下のものを選ぶのがベストです。
1kgを超えるものであれば、重く感じてしまうのでそれ以下のものがいいでしょう。
また最近では、折りたたみ可能のスマホ用ジンバルも多く発売されており、収納や持ち運びには非常に便利です。
バッテリーの持続時間で選ぶ
長時間持ち歩きを想定している場合は、バッテリー駆動時間もチェックポイントの一つです。
旅行などに持ち歩きたい方は、8時間以上の持続時間を持つバッテリーのスマホ用ジンバルを選ぶのがいいでしょう。
もし購入したスマホ用ジンバルの駆動時間に不安を感じるのなら、モバイルバッテリーを使うという方法もありますよ。
スマホ用ジンバルのおすすめ6選(3軸)
ここからは、3軸のスマホ用ジンバルのおすすめ6選をご紹介します。
- DJI Osmo Mobile3 コンボ
- DJI Osmo Mobile2
- Hohem iSteady X
- ZHIYUN SMOOTH Q3
- Feiyu Tech Vimble 2S
- Gudsen MOZA Mini MX
それぞれの特徴や詳細そして口コミをここで確認してみてください。
DJI Osmo Mobile3 コンボ
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 3軸 | 405g | 15時間 |
コンパクトで持ち運びに便利なスマホ用ジンバルです。
手ブレ補正を高度に行ってくれるため、スマートフォンからでも本格的な撮影が可能です。
本体の重量は405gでそれほど重たくなく、かつ折り畳み式なので、運ぶ際に邪魔に感じることはないでしょう。
人やモノともに被写体の認識や、追従性も非常に優秀で高性能です。
また、走ったり、急に止まったりしてもほとんどブレがないため、安定性はとても高いです。
どんな場面でも、綺麗に映像を撮影することが可能でしょう。
DJI Osmo Mobile3 コンボの口コミ
人気のない道でした。
スマホジンバルDJI Osmo mobile3の使用テスト…
画面が滑らかに流れて感動‼️ pic.twitter.com/JR6qe7RALr— コーギーこなつとウサぴょんこ (@konapyonCH) May 6, 2020
DJI Osmo Mobile2
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 3軸 | 485g | 15時間 |
スマホ用ジンバルとして人気の高いOsmo Mobileシリーズの中でも、バッテリー駆動時間が長いことで有名な商品です。
約15時間という長いバッテリー性能によって、旅行などでも安心して携帯することができます。
重量は485gと若干重めなのですが、映画のような手ブレの少ない滑らかな映像を撮影することが可能です。
スローモードやズーム撮影なども多彩な撮影モードも搭載されています。
DJI Osmo Mobile2の口コミ
スマホをお持ちであれば、とりあえず買っとく商品です。
ジンバル初心者の方にもとてもとっつきやすく、
動画撮影もクオリティアップ間違いありません。
特にトラックモード(勝手に被写体を追従する)などは
とても便利で、場合によっては無人カメラとして、
2カメ、3カメとしての運用も可能ではないかとおもいます。引用:Amazon
Hohem iSteady X
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 3軸 | 259g | 8時間 |
259gという超軽量の電動式スマホ用ジンバルです。
3軸補正の中では最軽量クラスで、さらに折りたたむとコンパクトで手のひらサイズになります。
小さなハンドバックやポケットに入れて持ち運びすることができます。
ジャンプや急停止のような激しい運動の時はブレてしまうこともありますが、歩きなどの日常生活をする上での撮影に関しては追従性能も高く問題ありません。
また、電源を切った状態では、自撮り棒やスマホスタンドとしても利用することが可能です。
Hohem iSteady X の口コミ
ジンバルの滑らかさ、カメラの安定度、専用アプリの使いやすさどれをとってもいい感じです!送られてくる梱包もしっかりしていてこの値段のジンバルとは思えないほど全体的にしっかりしています!
スマホ用ジンバル初心者にはぴったりの商品だと思います!引用:Amazon
ZHIYUN SMOOTH Q3
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 3軸 | 340g | 7~15時間 |
最新の手ブレ補正機能と、革新的な折りたたみ機構やLEDライトなどを搭載した3軸電動式ジンバルです。
重量はわずか約340gで、また手のひらサイズに折りたたむことができるため、カバンに入れて気軽に持ち歩くことが可能◎
走ったり急加速したりする場合は、ブレを補正しきれていない部分がありますが、基本的な撮影に関しては十分に安定的だと言えます。
また、専用アプリ「ZY Cami」ではクリエイティブな映像をすぐに制作することが可能です。
ZHIYUN SMOOTH Q3の口コミ
ZhiyunのスマホジンバルSmooth Q3が公になりましたね!💡
Q2と比べると少し軽くなって少し耐荷重が増えたみたい。しかも、ライト装備。
ただ、Q2で楽しかった水平持ちができなくなってる。(まぁ、水平じゃないと超広角レンズにアームが映り込む問題児なんだけどw)
ライト以外はDJIのOM4化してる。 pic.twitter.com/raatL4VASq— idomitsu ガジェット情報 (@idomitsu) May 10, 2021
Feiyu Tech Vimble 2S
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 3軸 | 428g | 12時間 |
最長18cmにも伸びるエクステンションバーによって、セルフでのグループ写真などを撮るときに重宝します。
ロッド部分のボタンによって撮影モード、被写体の自動撮影に切り替えることが可能です。
折りたたむことができない構造になっており、持ち運びには不向きと言えるでしょう。
追従性も比較的高く、走ったりジャンプのような衝撃のある運動ではなく、ごく一般的な歩きながらの撮影に関しては問題ないでしょう。
Feiyu Tech Vimble 2S の口コミ
歩きながら使用する時、3軸スタビライザーは、手の上下運動の揺れを吸収できず、撮影動画に上下の揺れが残りますが、この商品の延長棒を伸ばして撮影することにより、手の肘が上下の揺れを吸収し、撮影動画に上下の揺れがほとんど残りません。ドローンで撮影しているような動画が撮影できます。
しいていうなら、延長棒があと3~5cm長ければ完璧です。引用:Amazon
Gudsen MOZA Mini MX
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 3軸 | 412g | 20~24時間 |
3軸タイプの電動式ジンバルで画面の安定性が比較的高く、画角も360度回転させることができます。
電源ボタンを押すことで、簡単に横・縦モードに切り替えることができ、多様な撮影シーンに適応させることができます。
特殊撮影機能やズームレバーなど多彩の機能が搭載されています。
激しい運動などではブレが目立つことはありますが、通常の歩行などでは大きな揺れはないので、比較的安定していると言えるでしょう。
Gudsen MOZA Mini MX の口コミ
MOZAのスタビライザーもこれで4台目なのですが、トリガーやレバーの仕様感覚が直感的に使えるのがやはりありがたいです。
三脚がグリップの下部に取り付けるタイプではないので、場合によっては三脚をグリップ代わりにして両手でホールドできるのが個人的には撮影しやすかったです。
いつでもカバンに入れておけるサイズに折りたためるのはやはり嬉しいポイントですね。引用:Amazon
スマホ用ジンバルのおすすめ(2軸)
ここでは1軸のスマホ用ジンバルを一つご紹介します。
- ZHIYUN SMOOTH X
商品の詳細や特徴は以下でチェックしてみてください。
ZHIYUN SMOOTH X
タイプ | 軸数 | 重量 | 駆動時間 |
電動式 | 2軸 | 261g | 4時間 |
コンパクトで手のひらサイズ、かつ重量約250g程度なので、持ち運びに非常に便利なことが大きな特徴です。
モードボタンを押すだけで、SNSに最適な縦横図に変換することができます。
専用アプリ「ZY Cami」によって簡単に動画を作成することができ、ハンドジェスチャーなどの多くの撮影を豊かにすることができる機能が搭載されています。
また最長26cmまで伸ばすことが可能で、自撮り棒としても利用することができます。
ZHIYUN SMOOTH X の口コミ
思った以上にコンパクトで軽いです。
あと、アプリが楽しいです。美顔機能とトラッキング機能が個人的に1番満足しています。
気になるところは、YouTuberのレビュー動画にも言われた、開け方が難しいです。無理やりに逆方向に回したら壊れそうになるので、わかりやすい図が欲しいですね。引用:Amazon
紹介したジンバルまとめ
この記事で紹介してきたジンバルをまとめ表にしました。
DJI Osmo Mobile3 コンボ | DJI Osmo2 | Hohem iSteady X | ZHIYUN SMOOTH Q3 | Feiyu Tech Vimble 2S | ZHIYUN SMOOTH X | Gudsen MOZA Mini MX | |
画像 | |||||||
タイプ | 電動式 | 電動式 | 電動式 | 電動式 | 電動式 | 電動式 | 電動式 |
重量 | 405g | 485g | 259g | 340g | 428g | 261g | 412g |
駆動時間 | 15時間 | 15時間 | 8時間 | 7~15時間 | 12時間 | 4時間 | 20~24時間 |
まとめ
スマートフォンを使った動画撮影などで、手ブレで綺麗な動画を撮れないといって悩んでいる人には、スマホ用のジンバルがおすすめです。
手ブレが無くなり、プロ並みの撮影技術を身につけることが可能ですよ。
ぜひ、この記事を参考にして自分に合ったスマホ用ジンバルを探してみてください。
スマホ用ジンバルはレンタルもできますので、試してから購入したい方におすすめです◎