スマホでもミクロの世界を観察できるデジタル顕微鏡。
小学生の自由研究から大人の趣味に至るまで、使い勝手の良さからデジタル顕微鏡はさまざまな場面で利用できます。
しかし、倍率や画素数は何を選ぶべきか、モニター一体型かモニターのないセパレートタイプのどちらを選ぶべきかなど、選ぶ基準が多くて困りますよね?
そこで今回は、デジタル顕微鏡の選び方と、2022年のおすすめ10選を紹介します。
ぜひ自分の目的に合ったデジタル顕微鏡を見つけて、ミクロの世界に没入しましょう!
光学顕微鏡とデジタル顕微鏡の違い

そもそも光学顕微鏡とデジタル顕微鏡の大きな違いは、接眼レンズとレンズ倍率です。
デジタル顕微鏡には接眼レンズがありません。
デジタル顕微鏡では接眼レンズの代わりに、カメラで撮影した映像をモニターで確認します。
モニターサイズは接眼レンズサイズよりも大きいので、観察しやすくなることが大きなメリットです。
また、光学顕微鏡は複数の対物レンズを搭載しており、レボルバーで切り替えるなどして倍率を100倍や300倍に変更しますが、最大でも2,000倍程度。
複数の倍率で観察したい場合は、それだけ多くのレンズが必要にもなってしまいます。
一方でデジタル顕微鏡の場合、レンズ倍率0倍〜最大5,000倍程度までを1台でカバーできるモデルも存在します。
とくに大きな倍率で観察したい場合やさまざまな倍率を使いたい場合は、デジタル顕微鏡のほうが有利です。
デジタル顕微鏡の選び方
ここからはデジタル顕微鏡の選び方を解説します。
まず観察対象を決めてから、倍率や画素数、モニターの有無、給電方法、その他の機能についてチェックしていきましょう。
まず何を観察・研究するか決めてから

どのようなデジタル顕微鏡があるかよりも、まず何を観察・研究するか決めましょう。
観察対象に応じて必要な倍率や画素数は変化します。
また、オーバースペックだと高いお金を払ったのにうまく観察できない危険性もあるからです。
観察対象が決まったら、倍率・画素数を考えましょう。
観察対象の大きさに合わせて必要な倍率を決めよう

観察対象の大きさに合わせて、必要な倍率を決定する必要があります。
いろいろなものを趣味の範囲で観察するなら、まずは50倍程度。
藻類やミジンコなどの小型から中型のプランクトンであれば、100倍程度の倍率を選びましょう。
細胞を観察する場合は、最低でも200倍で観察できるモデルが望ましいです。
取扱説明書や製品ホームページでは、おすすめの観察対象が示されていることも多いので、気になった製品は一度確認しておきましょう。
必要十分な倍率を選ばなければ観察しづらくなるため、観察対象の大きさに合った倍率を選ぶことがポイントです。
細部まで観察するかどうかで画素数(解像度)を選ぼう
細部まで観察したい場合は、拡大してもくっきりと見える大きい画素数(高い解像度)を選びましょう。
観察後に画像のデータを拡大する場合も、大きな画素数が必要になります。
画素数は画像をいくつの点で描画するかという数であり、解像度は点の密度です。
モニターサイズが変わらない場合、画素数が大きいほど解像度も高くなります。
モデルによっては画素数と解像度のどちらかしか表記されていないので、見落とさないように注意してください。
モニターが付いた一体型とモニターのないセパレートタイプがある
デジタル顕微鏡には、モニターが本体に付いている一体型と、スマホやパソコンの画面で確認するセパレートタイプがあります。
用途に応じて、モニターの有無を考えましょう。
スマホで見たければセパレートタイプがおすすめ

スマホで手軽に画面を見たければ、セパレートタイプがおすすめです。
セパレートタイプなら、パソコンや外付けの大きなモニターでも確認できます。
軽量で作業に使いやすいため、趣味や小学生の自由研究から仕事にいたるまで、オールマイティーに使えることもポイント。
ただし、スマホやパソコンなどのモニターと、ソフトウェアのダウンロード・インストールが基本的に必要です。
見慣れた画面で汎用的に使いたい場合は、セパレートタイプを検討しましょう。
すぐに使いたいなら一体型がグッド

購入してすぐに使いたいなら、一体型がおすすめ。
本体とモニターが一体となっており、外部モニターやソフトウェアが不要なので事前準備が不要です。
セパレートタイプに比べるとシンプルな機能のみ搭載していることが多く、初心者にも扱いやすいでしょう。
セパレートタイプとどちらにするか迷っている人は、シンプルですぐに使える一体型を選ぶことをおすすめします。
パソコンなどからUSB給電するかバッテリー式かを選ぶ
大きく分けて、デジタル顕微鏡の電源はパソコンなどからUSB給電するかバッテリー式かのどちらかです。
どこでデジタル顕微鏡を使うか想定しながら、電源方式を選択しましょう。
屋内で使うならUSB給電を選択しよう

屋内でデジタル顕微鏡を使うなら、USB給電を選択すべきです。
パソコンなどから給電する必要がありますが、屋内なら電源確保が容易ですね。
電力が安定供給されるため、バッテリーや作業時間を気にする必要がないことは大きなポイント。
屋内で時間を気にせず作業したい場合は、積極的にUSB給電を検討しましょう。
どこでも使いたいならバッテリー式をチェックしよう
屋内に限らずどこでもデジタル顕微鏡を使いたいなら、バッテリー式をチェックしましょう。
電源を確保する必要がなく、乾電池を持っておくかバッテリーを充電しておけばどこにでも持ち運べます。
ただし、とくに長時間使う場合は事前の準備や調査が大切です。
乾電池のストックは確保しやすいのか、バッテリーは満充電で作業時間に足りるのか、充電に必要な時間はどれくらいかなど、計画性を持ってバッテリー式を利用しましょう。
使い勝手を高める機能を確認
オプションとして、使い勝手を高める機能も豊富に存在します。
用途に応じて機能を選択し、観察・研究をスムーズに進めましょう。
あとで見返したいなら撮影機能付きを候補に入れよう

画像や動画をあとで見返したいなら、撮影機能付きのモデルを候補に入れましょう。
データが残っていると、あとから資料としてまとめる際も役に立ちます。
デジタル顕微鏡なら、カメラで直接撮影せずにデジタルデータを送信することでも撮影データの保存が可能です。
ただし、モデルによっては静止画像にのみ対応しているため、画像のみか、動画も必要なのかをあらかじめ考えておきましょう。
データ共有をスムーズに行いたいならSDカードスロット付きを探そう

画像・動画データの共有をスムーズに行いたいなら、SDカードスロット付きのモデルを探しましょう。
SDカードを経由して、自分のパソコンにデータを保存したり、他人にデータを簡単に渡せたりします。
一時的なデータの保存媒体としてSDカードを利用したい人にも、スロット付きのモデルが便利ですよ。
観察に集中したいならピントや明るさの自動調整機能付きを検討しよう

観察に集中したいなら、ピントや明るさの自動調整機能付きのモデルが便利でおすすめです。
ボタンを押すだけで倍率が自動調整できたり、ピントが合わせられたりします。
すべての作業が自動化されるわけではありませんが、一部の作業をせずに済むだけで、格段に作業労力が減るでしょう。
ただし、自動調整機能付きのモデルは数が少なく、値段も高い傾向にあるので、必要かどうか慎重な見極めが必要です。
2022年おすすめデジタル顕微鏡10選
ここまではデジタル顕微鏡の選び方について解説しました。
ここからは、2022年のおすすめデジタル顕微鏡10選を紹介します。
やらせのレビューが付いていない信頼できる商品を厳選したので、ぜひ参考にしてください。
ビクセン「CELESTRON 顕微鏡 デジタル顕微鏡 ハンディ PRO」

天体望遠鏡も扱う国内総合光学機器メーカーのビクセンが販売している「CELESTRON 顕微鏡 デジタル顕微鏡 ハンディ PRO」は、手持ちでもスタンド固定でも利用できるデジタル顕微鏡です。
19インチモニター使用時、倍率は最大200倍まで調整可能です。
手持ちで角度や距離を自由に動かしながら、または付属のスタンドに取り付けて手ブレなしに長時間観察できます。
専用ソフトウェアを使えば、写真や動画撮影だけでなく、観察物の測定や文字情報をメモとして入力しておき、データをパソコンに保存することも可能。
USBケーブルで接続するセパレートタイプなので、パソコンを用意しておきましょう。
日本語対応の専用ソフトウェアは公式サイトからダウンロードできます。
専用ソフトウェアはWindowsとMacのどちらにも対応。
基本はスタンドで、いざというときに手持ちに切り替えられるデジタル顕微鏡がほしい人は「CELESTRON 顕微鏡 デジタル顕微鏡 ハンディ PRO」を検討しましょう。
本体サイズ | W35×H110×D35mm |
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本体重量 | 900g |
レンズ倍率 | 20~200倍 |
画素数 | 500万画素 |
タイプ | セパレート |
モニター | ― |
電源 | USB給電 |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ― |
付属品 | スタンド, キャリブレーション用定規 |
税込価格(2022/07/07) | 33,000円(公式ストア) |
レイメイ藤井「ハンディ顕微鏡DX」RXT300

文具なども手掛けている国内メーカーのレイメイ藤井の「ハンディ顕微鏡DX」RXT300は、スマホを取り付けて観察できるハンディタイプの顕微鏡です。
付属のスマホアダプターを使って取り付ければ、手軽にスマホのカメラ画面で観察可能になり、撮影やズームもカメラ機能で可能になります。
もちろん、スマホなしに通常のハンディ顕微鏡としても使えます。
下から光を当てる透過モードと、上から光を当てる落射モードがワンタッチで切り替えられることもポイント。
たとえば玉ねぎの皮を観察する際は透過モードで、オオムラサキツツジの葉を観察する場合は落射モードといった具合に、使い分ければ観察がよりはかどります。
イエロー(RXT300Y)、グリーン(RXT300M)、グレー(RXT300N)の3種類を用意。
UVライトも付いていながらリーズナブルなので、気軽に観察を始めたい人には「ハンディ顕微鏡DX」がおすすめです。
レイメイ藤井 ハンディ顕微鏡DX グレー RXT300という商品になります。Amazonが一番お安かったです。その他、倍率の違いなどで何種類かあります。野外や軽い観察には充分かと。スマホ撮影はちょっとコツがいるのと視野は狭いです。お遊び用として考えてください。
— 水族栄養学研究室・深田 (@FNinKochi) September 16, 2020
【理科実験ネタ】
レイメイ藤井さんのハンディ顕微鏡RXT300がちょっと感動するぐらいよく出来ていてびっくりしています。スマホが重いとピント合わせがちょっと難しいですが、お子様向けの教材に最高じゃないですか。
画像はスギ年輪です。
顕微鏡用の標本はこちら↓https://t.co/NGijyg1tNT pic.twitter.com/N6uibEGxWC— 美舘イメージング@公式 (@mecanimaging) June 1, 2022
本体サイズ | W62.7×H112.2×D30mm |
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本体重量 | 70g |
レンズ倍率 | 100/150/200/250倍 |
画素数 | ― |
タイプ | セパレート |
モニター | ― |
電源 | 単3形乾電池×1 |
撮影機能 | ― |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ― |
付属品 | ハンドストラップ, スマホアダプター, プレパラート(玉ねぎの皮), スライドガラス, カバーガラス |
税込価格(2022/07/07) | 3,850円(公式ストア) |
ケンコー・トキナー「Do Nature」STV-120M WSA

レンズフィルターの製造・販売で日本最大手のケンコー・トキナーが扱う「Do Nature」STV-120M WSAは、本体が非常に軽いハンディ顕微鏡です。
本体重量はわずか30g。
スマホアダプターで本体とスマホを取り付ければ、スマホのカメラ画面をモニター代わりに利用できます。
倍率は60〜120倍。
スマホのカメラで拡大すれば、さらに大きく拡大することも可能でしょう。
LEDライトは単4形乾電池1本で点灯します。
持ち運びに使える収納ケース付き。
とにかくコンパクトで軽く、持ち運べる顕微鏡を考えている人は「Do Nature」STV-120M WSAを検討しましょう。
スマホ撮影用のアダプタ付きがおすすめです。付いてくる袋はしょぼいです。総合的には買いだと思います。引用:Amazon
これを買う前に違う顕微鏡を買い、倍以上の値段の顕微鏡(モニター付き)でしたが、初期不良でバッテリーに充電されずすぐに電源が切れるし、倍率も思ったより高くなく返品しました。
この商品は値段の割に楽しめます。
倍率も高く、コンパクトでいい!引用:Amazon
本体サイズ | W37×H88×D26mm |
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本体重量 | 30g |
レンズ倍率 | 60~120倍 |
画素数 | ― |
タイプ | セパレート |
モニター | ― |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×1 |
撮影機能 | ― |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ― |
付属品 | スマホアダプター, 収納ケース |
税込価格(2022/07/07) | 2,618円(公式ストア) |
ケンコー・トキナー「Do Nature デジタルマイクロスコープ」STV-451M II

ケンコー・トキナーの「Do Nature デジタルマイクロスコープ」STV-451M IIは、手持ち・接眼レンズ・デジタルビュアの3つの使い方が可能な顕微鏡です。
鏡筒部分は取り外しが可能なので、小型顕微鏡として手持ちで使えます。
また、通常の顕微鏡と同様に、接眼レンズをのぞいて観察することも可能。
さらには、接眼レンズ部分に付属のデジタルビュアを装着すれば、パソコン画面で観察や撮影もできるようになっています。
撮影はインターバル撮影に対応。
付属ソフトを使えば、1時間ごとに1枚自動的に撮影するといった細かい設定が利用できます。
ピンセットやスポイトなど、観察に便利な道具も付いており、1台で幅広い使い方を楽しみたい人は「Do Nature デジタルマイクロスコープ」STV-451M IIがおすすめです。
子どもと一緒にメダカの卵やミジンコなどを観察したいと思い購入しました。
子どもも私もミクロの世界に感動し興奮しました。
台座に安定感があり、ピントも合わせやすく、キャプチャーソフトもシンプルで使いやすいのが良かったです。引用:Amazon
子どもがプランクトンの学習をして、夏休みに自由研究をしたいと言い出したので購入。
軽くてちゃちいのですが、200倍の世界は非常に美しいです。スライドガラスとカバーガラスは別途安いものをアマゾンで購入。学校の実験池や川の水、海の水を、100均のコーヒーフィルターで濾して濃縮すれば、おおっと驚く世界を見ることができました。Windows機に繋げば動画も静止画も撮れます。楽しく自由研究や理科の学習ができる一台です。引用:Amazon
本体サイズ | W112×H220×D134mm |
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本体重量 | 320g |
レンズ倍率 | 50/100/200倍(光学ズーム1~2倍) |
画素数 | イメージセンサー:200万画素, 静止画: 130万画素 |
タイプ | セパレート |
モニター | ― |
電源 | 照明:単3形アルカリ乾電池×3, デジタルビュア:USB給電 |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ― |
付属品 | ピンセット, スポイト, スライドグラス, CD-ROM, 取扱説明書 |
税込価格(2022/07/07) | 7,293円(公式ストア) |
サンワサプライ「デジタル顕微鏡」400−CAM025

パソコン周辺機器にも強い国内メーカーのサンワサプライの「デジタル顕微鏡」400−CAM025は、ビデオカメラのように片手で手軽に使えます。
ボタンやピント調節ネジが片手で操作できるように、ていねいに設計されています。
本体と一体化したモニターを開閉するのに合わせて、電源は自動でオンオフ可能。
モニターの角度は自由調整できます。
バッテリーの持続時間は最大3時間と十分。
1台で写真・動画の撮影が可能ですが、ビデオケーブルを使えば外部モニターに出力することも可能です。
microSDカードスロットがあるので、データの保存・共有もスムーズに行えます。
最大300倍の高倍率顕微鏡を片手持ちで使いたい人は、「デジタル顕微鏡」400−CAM025を選びましょう。
マイクロスコープ 400-CAM025が届いた
基板の小さい部品も拡大して見ることができる
サンワダイレクトから買うと2~3日で届くらしいけど、私はAmazonで買ったので2週間かかった pic.twitter.com/isOlhMPKs8
— Frandle Scarlet (@yb1536) August 11, 2021
私はコケの研究を70年以上やって来ましたが、こんなに簡便で、安価な低倍率の顕微鏡写真が撮影できる器械ができたことに驚くとともに、感謝しています。これまで、高価な顕微鏡写真装置では低倍率の撮影が困難で、コンパクトカメラを顕微鏡のレンズに接触させることも試みましたがいい結果が得られませんでした。このデジタル顕微鏡では、マイクロチップ使った写真もきれいに撮影できて驚いています。引用:Amazon
本体サイズ | W29×H130×D103mm |
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本体重量 | 200g |
レンズ倍率 | 光学ズーム最大300倍, デジタルズーム最大4倍 |
画素数 | 500万画素 |
タイプ | 一体 |
モニター | ◯ |
電源 | バッテリー, USB給電 |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ◯ |
自動調整機能 | ― |
付属品 | リチウムイオンバッテリー, スタンド, 専用ポーチ, クリーニングクロス, ハンドストラップ, ACアダプタ, USBケーブル, ビデオケーブル |
税込価格(2022/07/07) | 18,980円(公式ストア) |
サンワサプライ「デジタル顕微鏡」400−CAM052

サンワサプライの「デジタル顕微鏡」400−CAM052は、屋外でも使えるデスク型のモニター一体型顕微鏡です。
バッテリーを内蔵しており、最長2時間は給電なしに使用可能。
もちろん、ACアダプターで充電しながらでも使用できます。
LEDライトは無段階調節可能なので、暗所でも問題ありません。
モニターサイズは3.5インチですが、フルHDでHDMIケーブルによる外部モニターへの出力も可能。
色調整モードを搭載しており、カラー以外にモノクロやモノクロ反転画像をリアルタイムで確認できます。
設定時間ごとの自動撮影が可能なインターバル撮影機能も搭載。
サポート機能が充実しているモニター一体型のデジタル顕微鏡がほしい人は、「デジタル顕微鏡」400−CAM052を検討しましょう。
プランクトン大好きな息子の誕生日プレゼントで購入しました。
使い方が簡単で、小学校高学年の子供でも一人で操作できます。
プランクトン程度ならこれで十分観察できます。引用:Amazon
欠点は倍率がデジタルズームで500倍なので、原生生物などはこれでは難しいこと。それから台がペラペラのプラスチックなので、揺れるし、いつパキッと壊れるかわからないところ。
良い点は、画面が意外に観やすく、光量を調節できるところ。まだ試していませんがインターバル撮影機能があるので面白いことができそう。画像も昔のものより綺麗になったので、ミジンコや土壌生物、コケなどを観察するには重宝すると思われます。引用:Amazon
本体サイズ | W104×H227×D149mm |
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本体重量 | 680g |
レンズ倍率 | 光学ズーム20~500倍, デジタルズーム最大4倍 |
画素数 | 350万画素 |
タイプ | 一体 |
モニター | ◯ |
電源 | バッテリーまたはACアダプター |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ◯ |
自動調整機能 | ― |
付属品 | リチウムイオンバッテリー, クリーニングクロス, ACアダプタ, USBケーブル, ビデオケーブル, HDMIケーブル, キャリブレーションシート, プレパラート×2, ガラスプレート×2 |
税込価格(2022/07/07) | 19,980円(公式ストア) |
サンワサプライ「デジタル顕微鏡」400−CAM058

同じくサンワサプライの「デジタル顕微鏡」400−CAM058は、レンズ距離や角度を大胆に変更可能なセパレートタイプの顕微鏡です。
0.8〜15.9cmの間でレンズ距離が自由調整できるので、複数の焦点距離で観察可能。
ある程度高さや凹凸がある観察対象でも問題ありません。
レンズと対象のすき間を大きく空けられるので、大きな画面で撮影しながら両手で作業することもできます。
スタンドの関節は2つあるので、角度の自由度が高め。
レンズの向きを真横にもできるので、観察対象が広がります。
手動だけでなく、自動でピントやライトを調整してくれるモードが搭載されており、作業の手間が大きく削減可能。
自由度の高いレンズやオートフォーカス機能がほしい人は、「デジタル顕微鏡」400−CAM058をチェックしましょう。
サンワダイレクトより「デジタル顕微鏡 400-CAM058」が登場。従来はオモチャみたいな商品も多かったのですが、これはなかなか「本格的」です。 https://t.co/XBsNig2kxE
— なにしろパソコン編集長 (@724685) November 5, 2016
かなり気に入りました。
紙の繊維が見える程度には拡大できます。
PCでその様子をリアルタイムで見れるのもとてもいいです。
他の安い顕微鏡よりもこっちの方が良さそうですね。引用:Amazon
本体サイズ | W48×H150×D64mm |
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本体重量 | 306g |
レンズ倍率 | 最大280倍 |
画素数 | 500万画素 |
タイプ | セパレート |
モニター | ― |
電源 | USB給電 |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ◯ |
付属品 | USBケーブル, スタンド一式, スタンド組み立て説明書, ドライバCD-ROM, 取扱説明書兼保証書, キャリブレーションスケール, キャリブレーションパッド |
税込価格(2022/07/07) | 49,980円(公式ストア) |
サンワサプライ「デジタル顕微鏡」400−CAM068

サンワサプライの「デジタル顕微鏡」400−CAM068は、屋外・屋内どちらでも観察しやすいモニター一体型の顕微鏡です。
連続1.5時間使用可能なバッテリーと2.4インチのモニターが本体に装備されており、そのまま持ち運んで屋外観察が可能。
付属の三脚を使えば、屋外でも定点観察用の望遠鏡として利用可能です。
また、専用スタンドに取り付ければ安定するだけでなく、付属のリモコンを使えば本体を触らず操作できて手ブレのない観察も実現。
データの保存・共有はmicroSDカードが使えます。
無段階のライト調整や指定時間ごとの撮影が可能なインターバル撮影、各種解像度など、顕微鏡本体のみで細かい設定が可能です。
外部モニターへの出力として、HDMIデジタル出力とアナログ出力の両方に対応。
普段は屋内で固定しながら使い、いざというときに屋外でも使える顕微鏡がほしい人は、「デジタル顕微鏡」400−CAM068を候補に入れましょう。
自分へのクリスマスプレゼントとして、フィギュア制作の秘密兵器をちょっと早いけど買ってみた!
これはメッチャ拡大出来てハズキルーペより安いwww#サンワダイレクト 400-CAM068 pic.twitter.com/DYpKVTeYhu— Gz-72y(ぐんず) (@gunz72y) December 21, 2019
顕微鏡を出すほどではないが、ちょっと拡大してみたいときに便利。
手軽に外に持ち出しできるのもGoodです。引用:サンワサプライ直営通販
本体サイズ | W80×H116×D32mm |
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本体重量 | 142g |
レンズ倍率 | 最大220倍, デジタルズーム4倍 |
画素数 | 350万画素 |
タイプ | 一体 |
モニター | ◯ |
電源 | バッテリー, USB給電 |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ◯ |
自動調整機能 | ― |
付属品 | 専用スタンド, 三脚, リモコン, USB-ACアダプタ, USBケーブル, HDMIケーブル, テレビ出力ケーブル, クリーニングクロス, キャリブレーションシート, プレパラート×2, ガラスプレート×2 |
税込価格(2022/07/07) | 19,800円(公式ストア) |
サンコー「Dino-Lite Basic E」DINOAM2101

生活用品を幅広く取り扱うサンコーの「Dino-Lite Basic E」DINOAM2101は、すぐに使えるシンプルさがポイントのハンディ顕微鏡です。
パソコンとUSB接続して、付属の専用ソフトをパソコンにインストールして起動すれば細かい設定は不要。
基本性能のみ搭載した入門モデルですが、余計な機能がないので使い勝手に優れています。
最大で230倍まで拡大可能。
98gと軽い本体は片手で操作できるように設計されており、拡大倍率変更はダイヤル操作で、静止画・動画の撮影もワンタッチで操作できます。
趣味やちょっとした観察にだけ顕微鏡を使おうと考えている人には、必要十分な「Dino-Lite Basic E」DINOAM2101がおすすめです。
個人的に趣味で楽しむなら十分。
動画を別のファイル形式に変える方法があったら知りたい。
肌のチェックには最高のマイクロスコープと言っていいと思う。引用:Amazon
肌のキメ、頭皮の状態を確認する為に購入。ただ見るだけで誰も診断してくれませんが充分です。
肌の診断を求める方はミモレなど他の商品の方がいいと思いますが、眺めてみればなんとなくダメなのか良いのかわかりますよ。引用:Amazon
本体サイズ | W32×H103×D32mm |
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本体重量 | 98g |
レンズ倍率 | 10~230倍 |
画素数 | 30万画素 |
タイプ | セパレート |
モニター | ― |
電源 | USB給電 |
撮影機能 | ◯ |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ― |
付属品 | CD-ROM, 保証書, 収納袋, ケーブルバンド |
税込価格(2022/07/07) | 12,800円(公式ストア) |
IDDK「AminoME」

「いつでも」「どこでも」「だれでも」使える顕微観察技術を開発するIDDKから発売された「AminoME」は、半導体のチップ1つで顕微観察できるユニーク商品です。
半導体のメッシュ(網の目)構造を利用した新しい観察方式を採用しており、製品名の由来にもなっています。
USBメモリーのようなコンパクトな見た目に、IDDKが開発したワンチップ顕微観察技術(MID技術)を搭載。
ボディには国産木材を使用してぬくもりある見た目と手触りを実現しており、完全メイドインジャパン製品です。
使い方は簡単で、PCのUSB端子に直接本機を挿し、専用ソフトを起動するだけで準備完了。
指先ほどの大きさのチップの上に観察対象を乗せれば、パソコン画面で分解能1.2μmの拡大映像が表示されます。
新しい技術とユニークな見た目の顕微鏡に興味がある人は、「AminoME」を手に取ってみましょう。
分解能1.2 μm、すごいですね。0.2 μmを是非目指してほしいです。https://t.co/11hRyIXOAl
株式会社IDDKhttps://t.co/0TD0AQIL8f
AminoME特設ページhttps://t.co/4az9QOwRtP— Ryota IINO 飯野亮太 (@ryotaiino) December 19, 2021
@SU_IDDK さん、AminoME届きましたよ〜!
ヒノキの香りがする顕微観察装置、お洒落すぎます。
明日、実習担当の先生に自慢しておきます☺️ pic.twitter.com/gCarRWzAOG— 為せば成る😎卵巣再生に挑む分子生物学者 (@NiikuraLab) November 3, 2021
本体サイズ | W25×H82×D9mm |
---|---|
本体重量 | ― |
レンズ倍率 | 対象分解能約1.2μm |
画素数 | ― |
タイプ | USBスティック |
モニター | ― |
電源 | USB給電 |
撮影機能 | ― |
SDカード対応 | ― |
自動調整機能 | ― |
付属品 | ― |
税込価格(2022/07/07) | 55,000円(公式ストア) |
おすすめデジタル顕微鏡10選を一覧表で比較!
今回紹介したおすすめデジタル顕微鏡10選を一覧表にまとめました。
ぜひ以下の表も参考にして、自分にピッタリのデジタル顕微鏡を探してみてください。
商品名 | ビクセン 「CELESTRON 顕微鏡 デジタル顕微鏡 ハンディ PRO」 |
レイメイ藤井 「ハンディ顕微鏡DX」RXT300 |
ケンコー・トキナー 「Do Nature」STV-120M WSA |
ケンコー・トキナー 「Do Nature デジタルマイクロスコープ」STV-451M II |
サンワサプライ 「デジタル顕微鏡」400−CAM025 |
サンワサプライ 「デジタル顕微鏡」400−CAM052 |
サンワサプライ 「デジタル顕微鏡」400−CAM058 |
サンワサプライ 「デジタル顕微鏡」400−CAM068 |
サンコー 「Dino-Lite Basic E」DINOAM2101 |
IDDK 「AminoME」 |
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画像 | ![]() |
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本体サイズ | W35×H110×D35mm | W62.7×H112.2×D30mm | W37×H88×D26mm | W112×H220×D134mm | W29×H130×D103mm | W104×H227×D149mm | W48×H150×D64mm | W80×H116×D32mm | W32×H103×D32mm | W25×H82×D9mm |
本体重量 | 900g | 70g | 30g | 320g | 200g | 680g | 306g | 142g | 98g | ― |
レンズ倍率 | 20~200倍 | 100/150/200/250倍 | 60~120倍 | 50/100/200倍(光学ズーム1~2倍) | 光学ズーム最大300倍, デジタルズーム最大4倍 | 光学ズーム20~500倍, デジタルズーム最大4倍 | 最大280倍 | 最大220倍, デジタルズーム4倍 | 10~230倍 | 対象分解能約1.2μm |
画素数 | 500万画素 | ― | ― | イメージセンサー:200万画素, 静止画: 130万画素 | 500万画素 | 350万画素 | 500万画素 | 350万画素 | 30万画素 | ― |
タイプ | セパレート | セパレート | セパレート | セパレート | 一体 | 一体 | セパレート | 一体 | セパレート | USBスティック |
モニター | ― | ― | ― | ― | ◯ | ◯ | ― | ◯ | ― | ― |
電源 | USB給電 | 単3形乾電池×1 | 単4形アルカリ乾電池×1 | 照明:単3形アルカリ乾電池×3, デジタルビュア:USB給電 | バッテリー, USB給電 | バッテリーまたはACアダプター | USB給電 | バッテリー, USB給電 | USB給電 | USB給電 |
撮影機能 | ◯ | ― | ― | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ― |
SDカード対応 | ― | ― | ― | ― | ◯ | ◯ | ― | ◯ | ― | ― |
自動調整機能 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◯ | ― | ― | ― |
付属品 | スタンド, キャリブレーション用定規 | ハンドストラップ, スマホアダプター, プレパラート(玉ねぎの皮), スライドガラス, カバーガラス | スマホアダプター, 収納ケース | ピンセット, スポイト, スライドグラス, CD-ROM, 取扱説明書 | リチウムイオンバッテリー, スタンド, 専用ポーチ, クリーニングクロス, ハンドストラップ, ACアダプタ, USBケーブル, ビデオケーブル | リチウムイオンバッテリー, クリーニングクロス, ACアダプタ, USBケーブル, ビデオケーブル, HDMIケーブル, キャリブレーションシート, プレパラート×2, ガラスプレート×2 | USBケーブル, スタンド一式, スタンド組み立て説明書, ドライバCD-ROM, 取扱説明書兼保証書, キャリブレーションスケール, キャリブレーションパッド | 専用スタンド, 三脚, リモコン, USB-ACアダプタ, USBケーブル, HDMIケーブル, テレビ出力ケーブル, クリーニングクロス, キャリブレーションシート, プレパラート×2, ガラスプレート×2 | CD-ROM, 保証書, 収納袋, ケーブルバンド | ― |
税込価格(2022/07/07) | 33,000円(公式ストア) | 3,850円(公式ストア) | 2,618円(公式ストア) | 7,293円(公式ストア) | 18,980円(公式ストア) | 19,980円(公式ストア) | 49,980円(公式ストア) | 19,800円(公式ストア) | 12,800円(公式ストア) | 55,000円(公式ストア) |
観察しやすいデジタル顕微鏡でミクロな世界を楽しもう
今回は、デジタル顕微鏡の選び方と2022年おすすめ10選を紹介しました。
デジタル顕微鏡は接眼レンズをのぞき込む必要がなく、スマホやパソコンの画面でも見られて観察しやすいことが大きなポイント。
小学生の自由研究から大人の趣味・研究にいたるまで、自分に合った使い方でミクロな世界を楽しみましょう!