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バードウォッチング向け双眼鏡10選!使いなども詳しく解説

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「バードウォッチングで使える双眼鏡を探している。だけど、種類が多すぎてどれが良いのかわからない……。良い感じの製品があれば知りたいな。」
本記事ではこのような悩みを解決していきます。

活用用途が多く便利な双眼鏡ですが、似たような製品が多く、自分だけで選ぶのはなかなか骨が折れますよね。

そこで、今回はおすすめのバードウォッチング向け双眼鏡10選をご紹介。

双眼鏡の使い方や製品を選ぶ際に気をつけたいポイントなども詳しく解説していきます!

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バードウォッチングには双眼鏡がおすすめ!

自然の中でさまざまな野鳥たちの姿の観察を楽しむバードウォッチング。

注意深く鳥たちの行動や姿を観察することで、野鳥たちについて知識を深め流ことができます。

また、自然と触れ合うことでストレス解消など効果も。
散歩のついでになど、手軽に始められることもあり、子供から大人まで多くの世代が楽しめる趣味として親しまれています。

そんなバードウォッチングは肉眼でも十分楽しめますが、肉眼では遠くの鳥たちをよく観察することができません。

そこでおすすめなのが双眼鏡というわけです。

双眼鏡があれば遠くの野鳥の観察も可能になりますし、鳥たちに警戒されくいため、より自然な姿を観察できるという利点もあります。

最大限楽しむためにも、バードウォッチングの際はぜひ野鳥図鑑と双眼鏡を手に出かけてみてください。

バードウォッチング向きの双眼鏡の選び方

続いて、バードウォッチング向きの双眼鏡の選び方を解説していきます。

以下5つのポイントを押さえるだけで、誰でも自分にぴったりの双眼鏡が選べるようになりますよ。

  • 倍率
  • 対物レンズの大きさ
  • 見かけ視界
  • アイレリーフ
  • 防水

どれを選べば良いかわからずに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

それでは、各ポイントについて順番に解説していきます。

倍率

双眼鏡を選ぶときに気をつけたい1つ目のポイントは倍率です。

倍率が高ければ高いほど、より遠いところの対象物も拡大して見ることができるようになります。

ただ、バードウォッチングにおいては倍率が高ければ良いというわけではありません。

観察に適した倍率のものを探す必要があります。

野鳥の観察に適した倍率は野鳥との距離などによっても異なりますが、だいたい8倍から12倍のものがおすすめ。

倍率が高すぎて、体の一部しか見ることができないことを避けられますよ。

野鳥の近くで利用する場合は8倍付近、遠くから観察する場合は12倍付近のものを選びましょう。

対物レンズの大きさ

双眼鏡を購入する前に確認するべき2つ目のポイントは対物レンズの大きさです。

観察者の目に近い方を接眼レンズ、対象物側にある方を対物レンズと呼びます。

対物レンズが大きいほど光を取り込める量が増え、より明るい視界で観察することができるようになります。

夕方など少し周囲が暗めの場合も観察できるようになるわけですね。

ただ、対物レンズが大きいということは、それだけ双眼鏡自体のサイズも大きくなってしまいます。

あまりに大きすぎると携帯性が落ちるため注意が必要です。

バードウォッチングに向いている対物レンズの大きさは20mmから40mmほど。

明るさよりも携帯性を重視する人は20mmに近いものを選び、明るさが必要な場合は40mmに近いモデルを選びましょう。

「どちらが良いかわからない」という人はバランスの取れている30mm付近の双眼鏡がおすすめです。

見かけ視界

確認したい3つ目のポイントは見かけ視界です。
双眼鏡の視界を表す方法は「実視界」「見かけ視界」の2種類があります。

実視界は双眼鏡をそのまま動かさずに見える視野のこと。
見かけ視界は先ほど紹介した実視界に倍率をかけることで算出できる値を指します。

実視界とは異なり、倍率の違う製品同士でも同じ条件で比較できる便利な値ですので覚えておきましょう。

そんな見かけ視界ですが、バードウォッチングでは55°以上の少し広めのモデルがおすすめ。

植物などとは違い、野鳥たちは動き回るため、広めの視界の製品の方が観察しやすいことが理由です。

ただ、視野が広すぎると、視界の端部分がぼやけてしまう点には注意が必要です。

アイレリーフ

4つ目のポイントはアイレリーフの確認です。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、アイレリーフというのは視野全体を確認できる目の位置と接眼レンズとの距離を指します。

アイレリーフが長ければ長いほど、接眼レンズとの間に余裕ができることに。

裸眼の人はそこまで気にしなくても良いですが、気をつけたいのはメガネを利用する人です。

アイレリーフが短すぎると余裕がないため、メガネを付けたまま双眼鏡を使うことができません。
メガネを使う人は最低でも14mm以上の長さを持つ双眼鏡を選びましょう。

防水

確認したい5つ目のポイントは防水性です。
バードウォッチングは一般的に野外で行います。

急に天気が悪くなり、雨などが降ってくることも考えられますね。

そのようなときに防水に対応していないと、双眼鏡の故障にも繋がりかねません。

長く利用したい人はぜひ防水性のある双眼鏡を選ぶようにしてください。

おすすめのバードウォッチング向きの双眼鏡10選!


それでは、いよいよバードウォッチング向けのおすすめ双眼鏡を紹介していきます。

今回ピックアップしたのは以下10個の製品です。

  • オリンパス 8X40 DPS I
  • ビクセン アルテスHR8.5×45WP
  • ビクセン フォレスタII HR8x32WP
  • ニコン MONARCH7 8×30
  • ペンタックス AD 8×36 WP
  • ミザールテック LD-218P
  • A Plus Smile Direct 双眼鏡 10×22
  • キャノン 10×30 IS II
  • ケンコー 双眼鏡 Mirage 8×30 W
  • ペンタックス 双眼鏡 UCF R 8×21

それぞれの特徴について順番に解説していきますので、双眼鏡を探している人はぜひ参考にしてみてくださいね。

オリンパス 8X40 DPS I

製品名 オリンパス 8X40 DPS I
倍率 8倍
対物レンズ口径 40mm
実視界 8.2°
見かけ視界 65.6°
アイレリーフ 12mm
本体サイズ 182×58×139mm
重量 710g

最初に紹介するのはオリンパスが販売する「8X40 DPS I」です。

搭載されているレンズとプリズム全てに特別コーティングを施行することで、曇りのないクリアな視界を実現しています。

見かけ視界は65.6°の広さがあり、素早い動きの野鳥も正確に捉えることが可能。

光学系に非球面レンズを用いることで、周辺の視野の歪みを低減しており、違和感なく観察が行えます。

ボディの質感も高く、満足の高い1台です。

ビクセン アルテスHR8.5×45WP

製品名 ビクセン アルテスHR8.5×45WP
倍率 8.5倍
対物レンズ口径 45mm
実視界 7.0°
見かけ視界 54.9°
アイレリーフ 17.5mm
本体サイズ 156×59×134mm
重量 885g

製品選びしたくない人におすすめなのがビクセンの「アルテスHR8.5×45WP」です。
同社初となるフラットマルチコートを透過面全面に採用。

高屈折プリズムと併用することで、視野の周辺部分まで明るさを確保しつつ、クリアな視界をユーザーに提供します。

フェイズコーティングによって、ハレーションを防止し、優れたコントラストを実現することにも成功。

価格は高いものの、ユーザーに最高の体験を提供する優れた1台に仕上がっています。

ビクセン フォレスタII HR8x32WP

製品名 ビクセン フォレスタII HR8x32WP
倍率 8倍
対物レンズ口径 32mm
実視界 8.1°
見かけ視界 64.8°
アイレリーフ 16.5mm
本体サイズ 135×50×132mm
重量 605g

他の人よりもワンランク上の双眼鏡を使いたい人にはビクセンの「フォレスタII HR8x32WP」がぴったり。

双眼鏡の命とも言えるレンズ部分に特殊低分散ガラスレンズを採用し、色収差を極限まで抑えることに成功しています。

見かけ視界は広めの64.8°で、動きの素早い対象物も快適に観察することが可能です。

16.5mmと長めのアイレリーフを採用しているので、メガネ着用者が使える点も大きな魅力です。

ニコン MONARCH7 8×30

製品名 ニコン MONARCH7 8×30
倍率 8倍
対物レンズ口径 30mm
実視界 8.3°
見かけ視界 60.3°
アイレリーフ 15.1mm
本体サイズ 119×48×123mm
重量 435g

耐久性の高いモデルを探しているのであれば、ニコンの「MONARCH7 8×30」がおすすめ。

双眼鏡内部に窒素ガスを充填することで防水仕様になっており、突然の雨などによって本体が濡れてしまっても安心です。

新しい光学設計によって、435gの軽量ボディを実現。
あらゆるシーン・場所に手軽に持ち運ぶことができます。

EDガラスを対物レンズに使用しているので視界も非常にクリアです。

ペンタックス AD 8×36 WP

製品名 ペンタックス AD 8×36 WP
倍率 8倍
対物レンズ口径 36mm
実視界 6.5°
見かけ視界 52.0°
アイレリーフ 16mm
本体サイズ 155×53×129mm
重量 640g

次に紹介するのは性能と使いやすさを兼ね備えたペンタックスの「AD 8×36 WP」。

透過率を向上させる新コーティングを採用することで、シャープな見え味を実現しています。

対物レンズ口径は36mmのサイズのものを使用しており、暗めの場所でもくっきりと対象物を確認可能です。

IPX6相当の優れた防水機能や、窒素ガスによる曇り防止など、耐久性も抜群。
価格と性能のバランスが優れた製品を探している人におすすめです。

ミザールテック MIZAR LD-218P

製品名 ミザールテック LD-218P
倍率 8倍
対物レンズ口径 21mm
実視界
見かけ視界 56.0°
アイレリーフ
本体サイズ 98×38×90mm
重量 144g

低価格モデルから手軽に始めたい人にうってつけなのが「ミザールテック LD-218P」です。
倍率は8倍で実視界7°、見かけ視界は56.0°とほどよい倍率と広め視野で非常に観察しやすいモデルとなっています。
折りたたみ機構を採用しているので、携帯性も抜群。
バードウォッチング以外にもスポーツ観戦など他の用途にも使えます。
安めの製品を探している人はぜひチェックしてみてください。

A Plus Smile Direct 双眼鏡 10×22

製品名 A Plus Smile Direct 双眼鏡 10×22
倍率 10倍
対物レンズ口径 22mm
実視界 6.5°
見かけ視界 65.0°
アイレリーフ
本体サイズ 117×58×103mm
重量 135g

持ち運びしやすい軽量タイプの双眼鏡を探しているのであれば「A Plus Smile Direct 双眼鏡 10×22」がおすすめです。

レンズ部分にはマルチコーティングを施すことで、透過率を高めることに成功。

対象物の良さをそのまま引き出することができるので、正確に観察を行えます。

本体重量は135gと最近のスマートフォンよりも軽量です。
サイズもコンパクトで収納場所に困りません。

キャノン 10×30 IS II

製品名 キャノン 10×30 IS II
倍率 10倍
対物レンズ口径 30mm
実視界
見かけ視界 60.0°
アイレリーフ 14.5mm
本体サイズ 150×70×127mm
重量 600g
レンタル

次に紹介するのが、カメラなどで有名なキャノンが販売する「10×30 IS II」。
本製品の魅力は手ぶれ補正機能を搭載している点にあります。

独自に開発したバリアングルプリズムを本体内部に搭載。

ブレによって形を変えることで像を安定させることができ、三脚なしでもブレのない鮮明な視界が楽しめます。

本体全体はマットな仕上げで高級感のあるデザイン。
完成度の高い双眼鏡に仕上がっています。

ケンコー 双眼鏡 Mirage 8×30 W

製品名 ケンコー 双眼鏡 Mirage 8×30 W
倍率 8倍
対物レンズ口径 30mm
実視界 8.2°
見かけ視界 65.6°
アイレリーフ
本体サイズ 180×55×108mm
重量 550g

コスパの高いモデルを探しているのであれば、ケンコーの「Mirage 8×30 W」がおすすめです。

大型のピントリングを本体中央に配置することで、操作性を大幅に向上。

対象物が移動しても、すぐにピントを合わせられます。
別売の「三脚取り付けホルダー」を用意すれば、三脚を利用できるようになり、より快適な自然観察が可能です。

コンパクトで軽量なため、取り回しも良く非常に使いやすい1台に仕上がっています。

ペンタックス 双眼鏡 UCF R 8×21

製品名 ペンタックス 双眼鏡 UCF R 8×21
倍率 8倍
対物レンズ口径 21mm
実視界 6.2°
見かけ視界 49.6°
アイレリーフ 13mm
本体サイズ 110×48×83mm
重量 210g

最後に紹介するのがペンタックスの双眼鏡「UCF R 8×21」です。
高級プリズムである「BaK4」を搭載。
光を全反射させることで、夜間など暗いシーンでも明るくクリアな視野を確保します。
マルチコーティングによって光の透過率を高めることで、観察の妨げとなるフレアやゴーストを低減。
くっきりとしたリアルな質感を再現し、ストレスフリーな観察が行えます。
価格も抑えめで、初めての1台としてもおすすめできる双眼鏡です。

おすすめのバードウォッチング向きの双眼鏡比較表

ここからは本記事で紹介したおすすめのバードウォッチング向き双眼鏡を比較した表を記載します。

各製品の情報を比べるときなどにぜひ利用してみてください。

製品名 オリンパス 8X40 DPS I ビクセン アルテスHR8.5×45WP ビクセン フォレスタII HR8x32WP ニコン MONARCH7 8×30 ペンタックス AD 8×36 WP ミザールテック LD-218P A Plus Smile Direct 双眼鏡 10×22 キャノン 10×30 IS II ケンコー 双眼鏡 Mirage 8×30 W ペンタックス 双眼鏡 UCF R 8×21 製品名
画像 製品名
倍率 8倍 8.5倍 8倍 8倍 8倍 8倍 10倍 10倍 8倍 8倍 倍率
対物レンズ口径 40mm 45mm 32mm 30mm 36mm 21mm 22mm 30mm 30mm 21mm 対物レンズ口径
実視界 8.2° 7.0° 8.1° 8.3° 6.5° 6.5° 8.2° 6.2° 実視界
見かけ視界 65.6° 54.9° 64.8° 60.3° 52.0° 56.0° 65.0° 60.0° 65.6° 49.6° 見かけ視界
アイレリーフ 12mm 17.5mm 16.5mm 15.1mm 16mm 14.5mm 13mm アイレリーフ
本体サイズ 182×58×139mm 156×59×134mm 135×50×132mm 119×48×123mm 155×53×129mm 98×38×90mm 117×58×103mm 150×70×127mm 180×55×108mm 110×48×83mm 本体サイズ
重量 710g 885g 605g 435g 640g 144g 135g 600g 550g 210g 重量

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バードウォッチング向きの双眼鏡の使い方


最後にバードウォッチングでの双眼鏡の使い方を解説していきます。

バードウォッチングの双眼鏡を使う手順は次のとおり。

  1. 双眼鏡の調整を行う
  2. 裸眼で鳥を捉える
  3. 双眼鏡で鳥を観察

ステップ毎にさらに詳しく解説します。

1.双眼鏡の調整を行う

まずは双眼鏡の調整を行います。
主に調整する項目は以下の3つです。

  • 目当ての調整
  • 目幅の調整
  • ピントの調整

まずは「目当ての調整」を行います。
メガネを付けている場合は接続レンズ部分にある目当てを収納したまま、裸眼の場合は目当てを引き出しておきましょう。

次は「目幅の調整」です。
双眼鏡を目にあて、レンズ部分が自分の目に合うように幅の調整を行なってください。

最後に「ピントの調整」を行います。
本体に取り付けられているピントリングを回し、対象物にピントが合うように調整しましょう。

ただ、ピントの調整は対象物との距離に応じて、その都度行うため、この段階ではだいたいの調整で大丈夫です。

2.裸眼で鳥を捉える

「それでは、さっそく双眼鏡を使って野鳥を観察!」といきたいところですが、まずは観察したい野鳥を裸眼で捉えましょう。

双眼鏡を見ながら探すよりも、対象を発見しやすいためですね。
いきなり双眼鏡を使わず、まずはそのまま目で野鳥を探してください。

3.双眼鏡で鳥を観察

裸眼で野鳥を発見したら、ここで初めて双眼鏡を取り出します。

対象のいる方を裸眼で確認しつつ、頭を動かさずにそのまま自分の目に双眼鏡を持っていきましょう。

上手くいけばすぐに野鳥の拡大された姿を観察できるはずです。
鳥の姿が確認できたらピントを調整し、そのまま観察を楽しみましょう。

仮に鳥の姿を見失った場合は、双眼鏡を目から外し、再び裸眼で野鳥を探します。

まとめ

今回はバードウォッチング向けの双眼鏡について観察してきました。

野鳥の自然のままの姿を観察するバードウォッチングは裸眼だけでも行えますが、双眼鏡があればより一層楽しむことができます。

野鳥以外にも自然観察に使えますので、ぜひ双眼鏡の購入を検討してみてください。

ちなみに双眼鏡はレンタルでの利用も可能です。
「購入する前にまずは試してみたい」という人はぜひチェックしてみてくださいね。

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